みはるんのぽれぽれライフ

日常のこと、趣味のウクレレのことなどのんびり綴っていきます

報われる日が来た。

私の勤め先はプラスチック製品の工場なのですが、ときどき取引先のお偉い方が抜き打ちで視察に来ます。工場内をひと通り見て回り、従業員の仕事ぶりや衛生面などのチェックをしていきます。気になることがあればうちの会社の社長に報告が行き、朝礼などで全従業員に伝えられます。
先日も藤岡の工場の方が視察に見えて、トイレのスリッパの置き方が気になるような話がありました。そしてもうひとつ、私の作る出荷用の段ボール箱がとてもきれいに作ってあるとお褒めの言葉を頂いたそうです。私は主任からその報告を受け、主任からはありがとうとお礼を言われました。

同僚の皆さんからは、外部の会社の人に褒められるなんてなかなかあることじゃない、箱の写真まで撮っていったくらいだからすごいことだよと口々に言われました。6年間箱作りを中心にやってきて、やっと自分のやってきたことが報われる思いがしました。

箱作りのときに心掛けてきたことは、箱は製品の顔であるということです。いくら中身の製品が過不足なく不良品も入れていないとしても、箱がいいかげんに作ってあったのではやはり受け取る側の印象は悪くなります。テープの種類と貼り方は指定されているので、出来栄えは作り手の技量によるところが大きいと思います。私は常々、箱をきれいに作ることを意識し続けました。どうやったらきれいに、しかも速く作れるか、毎日が試行錯誤の連続でした。その結果、箱作りを全面的に任され、同僚からも私の作る箱はきれいだし詰めやすいと言われるようになりました。

現在では箱作りを新人の人に指導する役も任されています。自分の経験をもとに、きれいに作るためのポイントをどうやったら分かりやすく伝えられるか、これもまた難しい課題ですが、何とか伝えようと日々取り組んでいます。だんだんに新人さんが私の手を離れて、きれいな箱作りを受け継いでくれるといいです。